Brand Experience · 10 August 2026
Genesis Cheongju、レッドドット・デザイン賞を2部門受賞
韓国・清州のGenesis体験型エクスペリエンスセンターが国際的なレッドドット・デザイン賞を2部門で受賞し、空間デザインとブランド体験の融合が評価された。
What happened
韓国・清州(チョンジュ)にあるGenesis(ジェネシス)の体験型自動車エクスペリエンスセンター「Genesis Cheongju」が、国際的なデザイン賞「レッドドット・デザイン賞」を2部門で受賞した。同施設は単なる展示・販売スペースではなく、来訪者がブランドの世界観を体感できる空間として設計されており、この受賞は自動車業界における空間デザインとブランド体験デザインの融合が、審査機関からも評価されつつあることを示している。
Genesis側の発表およびTheNewsMarketの報道によれば、同センターは訪問者の五感に働きかける演出や、ブランドの価値観を建築・空間構成に落とし込む設計思想が評価されたという。今回の受賞は、自動車メーカーが「店舗」や「展示施設」を、機能的な販売拠点としてだけでなく、顧客体験そのものを構築する場として位置づける動きが強まっていることを裏付ける事例といえる。
Why it matters
自動車という高関与・高額商材の購買体験において、来店時の空間体験は購買意思決定だけでなく、ブランドへの感情的な結びつきを左右する重要な接点となる。Genesis Cheongjuのような施設が国際デザイン賞で評価されたことは、単に見た目の美しさではなく、「体験としての一貫性」がブランド価値の証明として外部から可視化され始めていることを意味する。
サービスデザインの観点では、物理空間・接客プロセス・ブランドナラティブを一体的に設計することが、顧客の記憶に残る体験を生み出す鍵となる。今回のような受賞は、CX投資が単なるコストではなく、ブランド資産として測定・評価され得ることを示す一つの外部シグナルとなる。
By the numbers
- 2件のレッドドット・デザイン賞をGenesis Cheongjuが受賞
The Renascence take
今回の受賞報道は「デザインが評価された」という表層的な話にとどまらず、体験センターという場そのものを戦略的資産として扱う発想の転換を示している。多くの企業は接客拠点を「コストセンター」として捉えがちだが、Genesisの事例はその発想を逆転させている。
最も見落とされがちなのは、この受賞が「デザインの美しさ」への評価ではなく、「ブランドの約束を空間でどう体感させるか」という一貫性への評価だという点だ。行動経済学的に見れば、人は購買判断の多くを感情的・体感的な記憶から下す。自動車のようにデジタル化が進む業界であっても、物理的な接点の質が意思決定を左右し続けている。顧客体験に本気で向き合う企業は、店舗や施設を単なる販売チャネルとしてではなく、ブランドの信頼を体感として証明する場として再設計すべきである。
Sources
This briefing was written by our Newsdesk, synthesising reporting from the outlets below. Follow the links for the original coverage.
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