Employee Experience · 19 September 2026
Aon、豪州で従業員体験(EX)プラットフォームを新たに提供開始
保険・人材サービス大手Aonが、オーストラリア市場向けに独立型の従業員体験(EX)プラットフォームを立ち上げ、コンサルティング契約なしで企業が直接利用できるデジタルツールとして提供する。
何が起きたか
保険・リスクおよび人材関連の専門サービス大手Aonが、オーストラリア市場向けに独立型の従業員体験(EX)プラットフォームを立ち上げた。同社がこれまで人材・組織コンサルティングを通じて培ってきた知見を、雇用主が直接利用できるデジタルツールとしてパッケージ化した形での提供となる。
これにより、Aonは従来のアドバイザリー型の個別コンサルティング契約に加え、企業が自社内で継続的に活用できるスタンドアロンのソフトウェア製品を新たな選択肢として提示することになる。専門知見をプロダクト化し、より広範な顧客層にスケーラブルな形で届けようとする動きと位置づけられる。
なぜ重要か
人事・人材領域では、コンサルティング会社が自社の専門知見をソフトウェア製品として組み込む「コンサルティングのプロダクト化」の潮流が広がっており、今回の動きもその一例といえる。企業にとっては、個別のコンサルティング契約を結ばずとも、従業員体験に関する構造化されたデータやベンチマークにアクセスできる手段が増えることを意味する。
ハイブリッドワークや人材の定着・獲得競争が続くなかで、従業員体験の可視化・測定へのニーズは高まっている。EX関連機能を単体プラットフォームとして切り出す動きは、他の専門サービス各社にとっても、自社の知見をどう製品化し収益化するかという戦略的な検討材料になり得る。
Renascenceの視点
従業員体験を測定・可視化するツールの登場自体は歓迎すべき動きだが、プラットフォーム化が進むほど「見える化」と「実際の改善」を混同するリスクも高まる。
ダッシュボードやスコアが充実しても、それだけでは従業員の体験は変わらない。重要なのは、データが示す課題に対して組織がどのような行動を起こすかであり、そこにこそ人間の意思決定と設計思想が問われる。EX担当者は、こうしたプラットフォームを「答え」ではなく「出発点」として扱い、実際に従業員の日々の重要な瞬間をどう再設計するかに投資を振り向けるべきだ。
Sources
This briefing was written by our Newsdesk, synthesising reporting from the outlets below. Follow the links for the original coverage.
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