General · 13 October 2026
Contentsquare、アイスタイル「@cosme」に導入 メディア×EC体験を最適化
アイスタイルが「@cosme」にContentsquareを導入し、メディアとECを横断した顧客体験の分析・最適化に乗り出した。
何が起きたか
化粧品・美容クチコミプラットフォーム「@cosme」を運営するアイスタイルが、デジタル体験分析プラットフォームを手がけるContentsquareを導入したことが明らかになった。今回の導入は、メディア機能とEC機能を横断して顧客体験を最適化することを狙いとしている。
@cosmeはクチコミ情報を軸とした美容メディアと、商品購入が可能なECサイトの両面を持つプラットフォームであり、利用者の行動はコンテンツ閲覧から購買まで多岐にわたる。Contentsquareの導入により、こうした異なる機能間でのユーザー行動をより詳細に把握し、体験設計に反映していく方針とみられる。
現時点で公表されている情報は限定的だが、メディアとコマースという性質の異なる領域を一つの体験として捉え直す取り組みとして位置づけられる。
なぜ重要か
美容業界に限らず、メディア機能とEC機能を併せ持つプラットフォームは、コンテンツへの関心と購買行動との間にギャップが生じやすい。閲覧データと購買データを個別に管理していると、どの体験がどこで離脱や機会損失を生んでいるのかが見えづらくなる。デジタル体験分析ツールの導入は、こうしたサイロ化した行動データを横断的に可視化し、コンテンツ戦略と商品戦略を一体で改善していくための基盤になり得る。
日本国内でも、メディア型ECやクチコミ型プラットフォームが増える中、同様の課題を抱える事業者は少なくない。今回の事例は、体験分析を単なるアクセス解析にとどめず、サイト横断の顧客体験最適化に活用する動きとして注目される。
Renascenceの視点
メディアとECの境界が曖昧になっているプラットフォームほど、「どの体験指標を見るか」という設計そのものが成果を左右する。ツール導入自体はスタートラインに過ぎない。
多くの企業はアクセス解析ツールを導入した時点で「体験最適化」が完了したと考えがちだが、本当の価値は、クチコミ閲覧から購買までの行動をひとつの顧客ジャーニーとして再定義できるかどうかにある。@cosmeのようにコンテンツと購買が同じ空間に共存するプラットフォームでは、行動データを部門横断で共有し、コンテンツ担当とEC担当が同じ指標で意思決定する体制を整えて初めて、ツールの投資対効果が現れる。導入を機に、組織側の意思決定プロセスも見直すべきだろう。
Sources
This briefing was written by our Newsdesk, synthesising reporting from the outlets below. Follow the links for the original coverage.
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