カスタマーサービス · 2026年10月11日
BandwidthとSalesforce提携拡大、コンタクトセンターの音声基盤を世界展開
BandwidthとSalesforceが提携を拡大し、Salesforceのネイティブ・コンタクトセンター機能を支える音声インフラのグローバル提供範囲を広げる。多国展開企業が市場ごとの個別対応なしに通話・番号プロビジョニングを統一できるようになる。
何が起きたか
通信プラットフォーム企業のBandwidthとSalesforceが提携を拡大し、Salesforceのネイティブ・コンタクトセンター機能を支えるグローバルな音声インフラの提供範囲を広げると発表した。これにより、複数の国・地域で事業を展開する企業が、通話・電話機能のプロビジョニング(番号取得や接続設定など)を市場ごとに個別対応するのではなく、一貫した仕組みで進められるようになる。
今回の拡大提携は、SalesforceがCRMプラットフォーム内に組み込んでいるコンタクトセンター機能のグローバル展開を後押しするもので、Bandwidthが持つ音声通信網をその基盤として活用する形となる。各国の規制・番号体系・接続品質といった、電話を使ったカスタマーサポートの裏側にある複雑さを、企業側が個別に調整する負担を軽減することが狙いとされている。
なぜ重要か
多国籍で顧客対応を行う企業にとって、音声インフラの一貫性はコンタクトセンターの体験品質に直結する要素だ。国ごとに通話品質や番号取得の仕組みが異なると、同じブランドでも地域によって応対体験に差が生じやすい。CRMとネイティブに統合された音声基盤を各市場で均一に展開できることは、グローバル規模でAIを活用した応対(ルーティングや会話分析など)を導入する際の前提条件を整えることにもつながる。
この動きは、CRMやコンタクトセンター機能に通信インフラを直接組み込む流れが強まっていることを示している。企業がベンダーを跨いで通信事業者と個別に契約・統合する手間を減らせれば、グローバル展開のスピードと一貫性が高まり、結果としてサポート運用全体の複雑性を抑えることができる。
Renascenceの視点
顧客体験の議論は応対の「表側」——会話の質やAIの賢さ——に集まりやすいが、その土台となる音声インフラの一貫性は見えにくいものの体験のばらつきを生む大きな要因になる。
顧客は「どの国から電話をかけたか」を意識してブランド体験を評価することはない。だからこそ、国・地域によって通話品質やつながりやすさが変わることは、ブランドにとって見えない体験格差を生む。グローバル展開を進める企業は、AIによる応対の高度化に投資する前に、まず音声・接続の基盤が全市場で同じ水準かどうかを点検すべきだ。見た目の機能よりも、土台の均一性こそが一貫した顧客体験の出発点になる。
情報源
このブリーフィングは、弊社のニュースデスクが以下の情報源からのレポートを統合して作成しました。元の記事については、リンクをたどってください。
FAQ
Questions we get on this topic
CXの最先端を維持
雑音ではなく、シグナルを。
顧客体験を形作るストーリー、そしてJournalとExperience Loomをあなたの受信箱へ。


