General · 16 September 2026
RightTouchとファンケル、AI活用でコンタクトセンター起点の顧客体験向上へ着手
RightTouchとファンケルは、AIをコンタクトセンターに組み込み、顧客対応から得た知見を全体の顧客体験改善へつなげる新たな取り組みを開始した。
何が起きたか
RightTouchとファンケルが、AIを活用してコンタクトセンターを起点とする顧客体験の向上に取り組む新たな施策を開始したと報じられた。両社は、コンタクトセンターにおける顧客対応のプロセスにAI技術を組み込み、そこから得られる知見を全体の顧客体験改善へつなげていく方針とみられる。
現時点で公開されている情報は概要にとどまり、具体的な導入時期や対象範囲、AIの機能詳細などについては明らかにされていない。ただし、コンタクトセンターという顧客との直接的な接点を出発点に、AIを活用した体験設計の見直しに着手した点が今回の発表の核心といえる。
なぜ重要か
コンタクトセンターは、企業と顧客が最も頻繁かつ直接的に接触するチャネルの一つであり、そこで得られる会話データや対応履歴には顧客の本音や課題が集約されている。AIをこの接点に組み込むことで、単なる応答の効率化にとどまらず、顧客の感情や意図をより精緻に読み取り、後続の体験設計や商品・サービス改善にフィードバックする仕組みづくりが可能になる。
ファンケルのような消費者向けブランドにとって、コンタクトセンターは単なるコストセンターではなく、顧客理解を深めるための情報源として再定義されつつある。AIを起点とした体験改善の動きは、日本国内における顧客対応のあり方が、対応の自動化から「顧客理解の高度化」へと重心を移している潮流を示すものといえる。
Renascenceの視点
今回の取り組みで注目すべきは、AI導入の目的が「効率化」ではなく「体験起点の改善」に置かれている点だ。多くの企業がコンタクトセンターへのAI導入を語る際、対応時間の短縮やコスト削減を主眼に置きがちだが、顧客体験の質そのものを高める視点は見落とされやすい。
コンタクトセンターは、企業が最も誠実に顧客の声を聞ける場所であり、AIの真価はそこで得られた気づきを事業全体の意思決定に還流させられるかどうかにある。効率化だけを目的にAIを導入すれば、顧客は「速く処理された」と感じても「理解された」とは感じない。顧客理解に長けた企業は、AIを対応の自動化ではなく、組織全体の学習エンジンとして位置づける。ファンケルとRightTouchの今回の取り組みが本当に成果を上げるかは、この「学習をどう事業に還すか」という設計思想にかかっている。
Sources
This briefing was written by our Newsdesk, synthesising reporting from the outlets below. Follow the links for the original coverage.
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